不妊治療を始めたいけど、治療費ってどのくらいかかるのかな。
そもそも不妊にはどういった原因があるのだろう…。
こういった疑問について
あくまで私の場合ということにはなるのですが、長らく原因不明だった不妊の原因、かかった費用などをまとめていきたいと思います
これまでの経過
入籍
しばらくは仕事に邁進していました
妊活開始
市販の排卵検査薬などを使用して自己流で妊活を開始するもうまくいかず…
不妊治療クリニック「総合病院 不妊治療センター」に通院開始
人工授精3回トライするも陰性
低AMH(1.77)を指摘 ◀︎41歳相当
体外受精(顕微授精)にステップアップ
初回の採卵で初期胚1個、胚盤胞4個育つも移植は4回とも陰性(化学流産1回含む)
仕事を退職し、クリニックを転院
「不妊治療専門クリニック」に通院開始
着床障害の検査で着床の窓ズレを指摘
採卵2回、1回目の移植は陰性
2回目の移植で胚盤胞を2個戻して妊娠判定をいただく
第1子を出産
現在働きながら0歳児の育児に奮闘中
不妊の原因
不妊の原因は男性側と女性側のどちらにもに存在しうると言われています
日本産婦人科医会より
わたしの場合は夫の精液検査も正常で、ホルモン検査・子宮鏡検査・卵管造影検査でも異常は見つからず
不妊の原因は着床の窓ズレと判明しました
これはどういう異常かというと
子宮内膜が着床可能な状態になる(「窓」が開く)のが胚盤胞(受精卵)が子宮内膜に到達するタイミングとズレてしまうことで着床がうまくいかない異常です
着床の窓は排卵日を0日として排卵後7±2日と想定されていて、正常な胚であってもこの着床の窓を外れて子宮内膜に接着した場合には、妊娠は成立しないか極めて初期の流産(生化学的妊娠)となってしまう可能性があるそうです
(出典:HARUKI LADIES CLINICホームページ)
実際に不妊治療専門クリニックでこの可能性を指摘されたため、検査を行うと
なんと窓のズレが1.5〜2日程度あった
ことが判明しました
そのため5日目胚盤胞を排卵後5日目に戻しても失敗を繰り返していたということです
私の場合、「着床の窓ズレ」が判明してから、胚盤胞移植を1.5日ほど後ろに遅らせて行ったところ妊娠に成功しました
保険適応が大きな後押しに!
私が不妊治療を開始したのはちょうど不妊治療が保険適用となってからでした
治療の開始にあたって経済的なハードルがグッと下がったと思います
不妊治療にかかった費用
私が受けた治療は下記のとおりです
- 人工授精 3回
- 体外受精【採卵 3回】
- 体外受精【顕微授精 6回】
かかった費用は合計で
118万1304 円 でした!
これは診察料と処方薬を含めた金額です
これに交通費もかかってくるので家計にはつらかったです…
思った通りにはいかなかった不妊治療
当時は30歳になったばかりで、少し通院すれば妊娠できると簡単に考えていました
保険診療は「治療開始時40歳未満は体外受精・顕微授精は6回まで」という回数制限がありますが
結果的には、保険適用ギリギリの6回目の移植で陽性判定をいただくことになりました
通院開始から1年半で妊娠と聞くと自分でも短期間のように思えますが、数えきれないほど涙を流し、夫ともぶつかり、気持ちが擦り減る期間でした
自分の選択が正解だったかは未だにわかりませんが、治療を最優先にするために自分も好きだった職場を退職しフリーランスに転身、夫も転職を経験し、現在は治療開始前には想像もしなかった状況になっています
治療期間中は検索魔となり多くのブロガーさんの記事を読み漁り、
参考にさせていただいていました
自分の経験が少しでも不妊に悩む誰かの役に立つことができれば嬉しいです