初めての採卵!麻酔は楽だった?副作用は?【静脈麻酔で採卵した体験談】

これまでの流れ

▶︎ 29歳 タイミング法で妊活も1年妊娠せず

▶︎ 30歳 不妊治療クリニックに通院開始

 ◎検査結果:低AMH(30歳で1.77)、子宮ポリープ(→経過観察)、ほか異常なし

▶︎人工授精3回失敗

私は不妊治療として体外受精を行いました。今回は初めての採卵の時の麻酔についてお話しします

採卵するときの麻酔は局所麻酔?静脈麻酔?

静脈麻酔だと意識なく処置が終わるのかな。副作用はどうなんだろう。

初めての採卵はこうした不安でいっぱいですよね

痛みの程度や麻酔など、私は特に心配していたのでこの記事にまとめました

採卵時の麻酔法 局所麻酔 or 静脈麻酔

採卵時の麻酔法は病院やクリニックによって決まっているところと患者さんが選べるところがあります

多くの場合は

  • 局所麻酔のみ
  • 局所麻酔か静脈麻酔か選べる

のどちらかだと思います((※静脈麻酔では全身麻酔のように意識がなくなります)

私の通院先の病院では、局所麻酔か静脈麻酔か希望で選ぶことができました

事前の診察時にエコー検査で卵胞が10個以上あったので、局所麻酔よりも静脈麻酔を医師から勧められました

私は痛みに耐えられる自信がなかったので、迷わず静脈麻酔を選びました

しかし、痛みに強く採卵個数が少ない場合には局所麻酔の方が麻酔の薬剤による身体への負担は減らせると思うので、状況次第ではあるかなと思います

 

静脈麻酔で意識はなくなった?【私の体験談】

初めて採卵をしたとき、私の通院先ではセルシンとソセゴンという薬剤を使用していました

※静脈麻酔という方法は同じでも、麻酔に用いる薬剤は医療機関ごとで異なるようです

その後転院して別のクリニックで採卵した時はプロポフォールという薬剤を使用したので、また別の記事にまとめさせていただきます

採卵のときの流れと麻酔投与中の感じ方は以下のようなものでした

1. 診察開始時間(朝)の1時間前に集合

2. 前腕に点滴を取っていただき、順番までしばらく待機

3. 処置室に呼ばれ、採卵の準備が整ってから麻酔の薬剤を投与開始(点滴)

 ※まずは通常量を入れ、途中でも痛みが強い場合には追加可能と説明されました

4. 採卵開始後、最初のうちは問題なかったのですが、場所の問題か途中痛みが強くなり動いてしまいそうになったので、薬剤を追加してもらいました

5. そこからは意識がなくなりました

6. 目覚めた時にはリカバリールームのベッドの上で事前に渡したパンツをきちんとはかせてもらった状態で横になっていました

私の場合は麻酔から目覚めたあとは気分スッキリでした

安静時間中、看護師さんが吐き気やふらつきがないか何度も確認に来てくださいました。その後ゆっくりと決められた安静時間を守り、結果説明の診察を受けてから正午頃に帰宅の許可をいただきました

帰り道は少しでも不安がある場合はタクシーを使おうと思っていましたが、体調は全く問題なかったので徒歩と電車で自宅に戻りました

私の場合は麻酔の途中で痛みを感じる時間が少しありました。しかしすぐに先生が麻酔薬を追加してくださったためか、その後は意識なく楽に採卵を終えることができました

静脈麻酔の副作用とは

幸いなことに私は麻酔の副作用は全くありませんでしたが、同日に採卵した方の中には何度も嘔吐している方、立ち上がった時に少しふらついている方もいました

そうした症状があったためかご家族に車でお迎えに来てもらっている方もいたので、初めての採卵はあらゆる想定をしておいたほうがよいと思います

今回私の受けた治療時に使った薬の副作用についてまとめておきます(出典:薬剤添付文書)

▶︎セルシンの副作用

眠気が5%以上と頻度が多いです

0.1〜5%未満のものでは、ふらつき、頭痛、血圧低下、悪心、嘔吐、便秘、口渇感、倦怠感、脱力感があります

0.1%未満で眩暈、頻脈があります

 

▶︎ソセゴンの副作用

1〜5%未満のものでは、傾眠、眩暈、ふらつき、発汗、悪心があります

1%未満で幻覚、しびれ感、多幸感、不安、頭痛、頭重、複視、振戦、血圧上昇、血圧低下、皮膚潮紅、熱感、嘔吐、口渇、胸内苦悶、疲労感、不快感、悪寒があります

さらに詳しく知りたい方は以下の薬剤添付文書をご参照ください

こうしてみると副作用の頻度はそんなに高くないと感じるかもしれません。しかし、可能性はゼロではないので具合が悪くなった時の想定をしておくことが大事かと思います

まとめ

初めての採卵は不安でいっぱいだと思います。予想より楽な場合も大変な場合もあり得るので、できる範囲で準備をしておくとよいと思います

また、プロポフォールという薬剤を使用した静脈麻酔での経験も別の記事で紹介させていただく予定なので、あわせて参考にしていただけたら嬉しいです