【患者目線】胚盤胞移植前に使ったのはどんな薬?【ルティナス(プロゲステロン膣坐薬)の使用感・注意点とは】

これまでの流れ

▶︎ 29歳 タイミング法で妊活も1年妊娠せず

▶︎ 30歳 不妊治療クリニックに通院開始

 ◎検査結果:低AMH(30歳で1.77)、子宮ポリープ(→経過観察)、ほか異常なし

▶︎人工授精3回失敗

▶︎体外受精にステップアップ(採卵)

胚盤胞移植前に色んな薬を使うって聞いたけど、実際に使った方に使用感や注意点を聞いてみたいな。

不妊治療で胚移植を受ける際にこのように感じている方へ、今回は私が凍結融解胚盤胞移植を受けた時に使った薬について実際の使用感をまとめます。

 

胚移植前に必要な薬について

体外受精で行われる胚移植では黄体補充のためにプロゲステロン坐薬を使用することが一般的だと思いますが、

その他の薬剤は病院の方針により様々であり、今回は私が経験した薬についてご紹介します

あくまで一例だと思っていただければ幸いです

ルティナス膣錠

これはプロゲステロン膣坐薬です

黄体ホルモンを補充して子宮内膜の着床の環境を整えて着床後は妊娠を維持するために使用します

子宮内に薬の成分が直接作用することで子宮内で高い効果が期待できます

1日3回(1日2回の場合もあり)

専用のアプリケーターを用いて膣の奥に薬を挿入します

立位、座位、仰向けの中から楽に挿入できる姿勢を選びます

私は立位で軽く膝を曲げた状態が最も挿入しやすく、仕事中や外出中のトイレでも挿入できるので便利だと思いました

✔︎ 良かった点

1回毎に包装されたアプリケーターを使用して膣内に薬を挿入できるので衛生的

アプリケーターで薬を膣の奥まで挿入しやすく、薬が漏れ出てくることが防げる

(指で挿入するウトロゲスタン膣錠は何度も薬剤が漏れ出てきてしまいました)

✔︎ 注意点

薬の挿入から数時間以内にお風呂に入ると、膣内にお湯が入り、溶けた薬が流れ出てきたことがありました

横になるなどの安静の必要はなく家事や仕事をして構いませんが、運動や肉体労働は避けたほうがよいです

副作用

重大な副作用として血栓症があり、初期症状として手足の麻痺や痺れ、喋りにくい、胸の痛み、呼吸困難、片方の足の急激な痛みや腫れがあります

 出典:ルティナス膣錠100mgを使用される方へ

 

プレドニン

ステロイド剤の一種で子宮内膜を分厚くして受精卵が着床しやすい環境を整える作用があると言われています

調べたところでは、プレドニンは処方されない病院のほうが多いようですね

私は移植前日から7日間、15mg/日(5mg3錠朝昼夕食後)内服しました

ステロイド剤なので長期に使用する場合には副作用の心配もありますが、私は移植前後の7日間という短期間の内服でしたので、体調の問題はありませんでした

✔︎ 注意点

少量の摂取で食欲増進による体重の増加や、不眠などの軽い副作用が出る可能性はあるとされているので、注意が必要かと思います

※副作用について出典:六本木レディースクリニック ホームページ

 

ケフラール

ケフラールは抗生物質です

胚移植前日より3日間内服しました

胚移植時には予防的抗生剤は必須ではないという報告(#1)もありますが、病院の指示に従って内服しました

※ #1:亀田IVFクリニック幕張ブログ

 

まとめ

私が実際に凍結融解胚盤胞移植を受けた時に使った薬について、各医療機関ホームページから学んだ情報とともにまとめました

飲み薬については医師の指示通りに内服するので良いかと思いますが、膣錠については使い慣れない方が多いのではないでしょうか

今回の私の経験が、これから治療を受ける方に少しでも参考になれば幸いです

1回目の胚移植について、結果を含めこちら⇩の記事にまとめていますのでぜひご覧ください

【胚移植1回目】自然周期で凍結融解胚移植へ!自然周期のメリットは?胚移植スケジュールも