▶︎ 29歳 タイミング法で妊活も1年妊娠せず
▶︎ 30歳 不妊治療クリニックに通院開始
◎検査結果:低AMH(30歳で1.77)、子宮ポリープ(→経過観察)、ほか異常なし
▶︎人工授精3回失敗
▶︎体外受精にステップアップ(採卵)
私は不妊治療として体外受精を受け、その時に子宮内フローラを整えることを主治医からお奨めされてサプリメントも飲んでいました
子宮内フローラってなんで不妊と関係あるの?
子宮内環境を整えるためにできることは?
おすすめのサプリを知りたいな。
今回は私の経験と調べたことをもとに、こういった疑問にお答えしたいと思います
子宮内フローラとは
子宮内フローラとは子宮内の細菌叢のことで
子宮内にも腸などと同じように細菌叢が存在し、妊娠に影響を及ぼしていることが近年明らかになっています
子宮内フローラの中でもラクトバチルス属の乳酸菌が善玉菌に分類され、悪玉菌の増殖を抑えて膣内や子宮内の環境を整えます
ラクトバチルスは子宮内の細菌叢のほとんどの割合を占めており、
ラクトバチルスの働きが低下すると、子宮内膜炎をはじめ着床環境の悪化により不妊症のリスクが高まると考えられています
以前の記事でご紹介したEMMA/ALICE検査でご自身の子宮内の環境を調べることができます
もちろん食事や生活習慣の見直し・改善は大切ですが、
ラクトバチルス属の菌が少ない場合には、
プロバイオティクス(ラクトバチルスを含むサプリメント)とラクトフェリンの摂取が勧められています
ラクトフェリンの効果は?
ラクトフェリンについては園田桃代ARTクリニックのホームページにこのように記載されています
子宮内フローラは、腸内フローラと関係しており、腸内フローラを整える事が子宮内フローラを整えることにつながります。
母乳や子宮頚管粘液に含まれるたんぱく質の一種です。 多くの細菌は生きるために鉄を必要とします。ラクトフェリンは鉄と結合しやすく、腸内の悪玉菌から鉄を奪い悪玉菌の増殖を抑制します。
善玉菌のラクトバチルス乳酸菌やビフィズス菌は増殖に鉄を必要としないので結果的に腸内の常在菌フローラが改善するという関係になります。
つまり、ラクトフェリンを飲むと腸内の悪玉菌を減らしてくれる効果があり、それによって子宮内フローラも整う(子宮内の善玉菌が増えて環境が良くなる)ということだと解釈できます
ではどのようなサプリメントが良いのでしょうか
【おすすめ】ラクトフェリンのサプリ
◎ラクトフェリン サプリメント
主成分:ラクトフェリン300mg、乳酸菌50mg、オリゴ糖30mg(3粒あたり)
私はメニコンのルナリズムラクトフェリンを推奨通り1日3粒摂取していました
私がこの商品を選んだポイントは
①通常、ラクトフェリンを口から摂取しても胃酸や胃の消化酵素により分解されてしまうのですが、ルナリズム ラクトフェリンは特殊コーティングにより、確実に腸まで届けることが可能
②ラクトフェリンは腸内フローラの改善だけではなく、生殖器官内の細菌バランスを整えることが示唆されており、子宮内フローラの改善等が期待される
の2つ点です
商品説明にはラクトフェリンサプリメント内服により子宮内フローラ改善が期待との表現で明言は避けられている印象ですが、子宮内フローラは、腸内環境と深く関係していると考えられていることから、まずは経口摂取することに決めました
※ラクトフローラフォルテなどの乳酸菌の膣剤を使用するという方法もあります
私は子宮内フローラ検査を受けていたわけではなかったので、念のために摂取しておくという観点からは膣剤よりも経口摂取の方が手軽で安価であったことから、サプリメント内服を選択しました
ご参考にまでですが、内服のものと膣錠を比較しますと、
内服のルナリズムラクトフェリン
内容量:90粒 5400円(税込) ※1日の摂取目安:3粒
膣剤のラクトフローラフォルテ
内容量:10粒 4860円(税込) ※1日:1〜2回
というように、値段の違いがかなりあります。
ラクトフェリンで子宮内フローラを整えておくことは着床不全を解消する方法として必要です
飲み薬と膣剤の2種類がありますが、飲み薬の方が安価で始めやすい方も多いのではないでしょうか
現在不妊治療中でラクトフェリンで迷っている方にこの記事が参考になれば幸いです